それを言っちゃあお終いよって話

日本トップの柔術家がこう呟いている。

 

「試合で勝ちたいなら極めきる力よりもポイントを取る力を磨く方が効率的だと思います。○○(世界の有名選手)とかポイントは取りまくるけどあまり極められないですからね。」

 

まあ試合でしかも世界で勝つには正論なのだろう。

ただね、それを言っちゃあお終いだろうと。

 

柔道は相手をぶん投げて一本を取る。空手は一撃で倒す。ボクシングはKOする。MMAは全局面で戦闘不能まで圧倒する。柔術は相手を極めるのが本質であり目指すものだろう。

 

格闘技始めたとき、判定で勝てるようになりたくて始めたの?

ポイントで逃げ切れるようになりたくて始めたの?

 

ぶっちゃけ言いたい事は分かるのよ。トップどころ、ましてや世界レベルと戦っているのだから戦法として正解なのだろうし割り切らなければ勝てないんでしょうよ。

ただ方法論としては良いんだけど一般人の見える範囲でそれを呟くかね。それを言うことで後に続く選手が希望や夢を持てるのかね。

 

 

格闘技ってなに?

何をしたくて、何にあこがれて始めたの?