週末グランドスラムとモダン柔術論

PCで「思います」と打っている最中におはようございますと声をかけられたので「おもいますー」と答えてしまった寒い朝。おはようございます。

ここにきて出費が一気に跳ね上がるので気を引き締めないと。引き締めてどうにかなるものでもないけどね。おとうさん頑張ります。

 

日曜指導日。

超初心者柔術:先週同様護身術を絡めた展開。投げ技に行く前に膝蹴りを入れるので毎回反響がすごいです(笑)

柔術:デラヒーバからのテイクダウンとベリンボロ2種類。やっぱり言葉で伝えるのは大事で何度も指導していると自ずと理解が深まってくる。色んな出来ないパターンに対してどうして出来ないのかレクチャーしていると結果自分の技がきれいに仕上がるよね。実際に使う場面はまだ少ないのでアレだけど基本のベリンボロに関してはどこに出しても恥ずかしくない仕上がりになったYO。

グラップリング:ニーシールドはちょっと休憩して様々なポジションからの攻防とコブラクラッチを。スパーの時に早速コブラクラッチを使ってくる人が何人かいて嬉しい限りです。

MMA:コンビネーション練習を再開。フリーミットだとやっぱり持ち手の技量に委ねられるのでスパーで使える技術が増えていかない。なのでミットの次にスパーとなると船舶免許取り立てでいきなり大海原に放り込まれている感になると思うのよね。これは我々ベテランが忘れがちな感覚なので改めて初級者にはきちんと段階を踏ませていきたい。

 

さてそんな感じで今年はベリンボロ習得に向かうわけだけど、この技に代表されるいわゆるモダン柔術ってやつは我々世代が始めたころには全く無かった技術体系。上下左右もなく3D的な思考で相手を抑え&極めにいくので、おっさん世代は特に理解するまで時間がかかるし、格好良いとおもっても「複雑だしなあ」とか「身体固えしなあ」とか「実戦でこの動きは無いわあ」とかでリタイヤするのが多いのだとか。

 

まあご多聞に漏れずおれも何度も挫折しかけたんだけど、どんな技術もやっぱり「その時期」がきたら理解できるもんで。格闘技における「その時期」ってのは色んな経験や技術を蓄積していく中で突然やってくる「あれ?何となくわかったかも」という時期。って書いても分かんないか(笑)

まあとにかく長く続けていたおかげでおれにも分かる時期が来たってこと。あと最後に実戦で使えないってのは本当にナンセンス。柔道着が無くても柔道技が使えるように、ベリンボロも要は膝裏のフックで相手をコントロールできれば良いポジションを奪えるのでMMAでもグラップリングでも全然使えるよ。

 

 

 

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