読後感の良さ

「三鬼」読了。
前作は中だるみ感があったけど今回はまた面白く読後感も良かった。

色々良い文章もあり。

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己の人生は、もうここから動かぬ。そう思いました。
しかし今般、私は再び動こうとしています。己の人生の道筋を変えようとしています。
正しくあらねばならぬ、ではござらん。正しいと思いました。
おちか殿。あなたにも、いずれそういう時が来る。
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生身の人の語りは血が通っていて面白うございます。ですが、生ものだけに時にはあたる。
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でもですね、読み物というものは、生身の人からはもう離れておりますから、枯れております。どう間違ってもあたりませんし、障りません。
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三鬼 三島屋変調百物語四之続

三鬼 三島屋変調百物語四之続