意識とか


中井さんのコラムでスパーの開始ブザーが鳴ってからの挨拶はやめようという記事があった。スイッチを切り替えるタイミングがおかしくなるみたい。なんでも試合が始まってから手を合わせようとして構わず殴られるのは日本人が圧倒的に多いそうな。


まあ礼儀とはいえ相手にしてみりゃ試合は始まっている訳だしね。だから普段のスパーでも開始前に挨拶を済ませて、ブザーが鳴った瞬間から試合モードになれるよう練習しておくのが良いのではという考察。かなり参考になりました。


似て非なるものかも知れないけれど、昔習っていた空手道場で教わった話。
開始線に立って、「お互いに礼、審判に礼」「構えて!」「始め!」で始まるのが空手式の試合なんだけど、その構えて!の時にオーソドックスだとして、左足を出して構えるのか、右足を下げて構えるのかですでに心構えが違うと教わった事がある。


常に闘う、攻める気持ちを持つには足を前に出して構えなさい。下げて構えたらその時点で気持ちで負けている。だそうな。
まあ技術的な裏付けは何も無いんだけどね(笑)あの頃は神妙に押忍!って聞いていたし、なにより技術が均衡している相手の場合、こういう意識だけでも自分を心理的に優位に押し上げる事ができるのかなとも思ってたりします。